皆様、こんにちわ。
今日は、PEUGEOT京都北から来るまで約15分ほどにある「今宮神社」をご紹介します。
京都市北区にある今宮神社は正暦5年(994)に、平安京で蔓延した疫病を鎮めるために朝廷によって御霊会が行なわれたことに由来しています。
紫野に鎮座していた疫神を乗せた2基の神輿を近くの船岡山に安置し悪疫退散を祈った紫野御霊会によって疫病から逃れられたと言います。
その後、長保3年(1001)に夢のお告げによって、疫神が船岡山から再び紫野に奉遷されて、新たに社殿を設けました。これが今宮神社と起源とされています。その後も、疫病が流行するたびに境内では御霊会が行なわれ、疫神を祀る神社として信仰を集めました。
その御霊会の名残が、毎年4月に行なわれる『やすらい祭』として、現在も残っています。
もうひとつ今宮神社は有名なものがあります。
それは、写真にある「あぶり餅」。
「あぶり餅」とは、きな粉をまぶした親指程の大きさの餅を、竹串に刺して炭火であぶったあとに、白味噌の甘だれを塗った餅菓子です。
並んで営まれている和菓子屋さんは、2軒とも平安時代からある日本で最も古い和菓子屋と言われており、疫病や飢饉、戦火の際には、「あぶり餅」を民衆に振舞ったという言い伝えも残っています。あぶり餅で使われる竹串には、今宮神社に奉納された斎串(いぐし)を使っており、食べることで病気平癒や厄除けの御利益があるとされ、今でも多くの人々に親しまれています。
一度、訪れる価値ありですよ。
ちなみに、お持ち帰りも出来ますし・・・お土産にも喜ばれると思います。