プジョー京都

PEUGEOT LOVE STORY: In the city

[2007/11/17]PEUGEOT京都

運転の時、彼は最高の笑顔になる。

彼からのメールのタイトルは、「バレエ講演のチケット入手」。そんな優雅な趣味があるとは初耳だ。思わず「楽しみ♡」と返信しちゃったけれど、私の方はダンスといえば、昔HIPHOPダンスの教室に通ったことがあるぐらい。だけどバレエともなれば、服も化粧もそれなりにキメて行かなくちゃ…。

結局、当日は大荷物を抱えて会社に行き、退社後は待ち合わせのカフェで着替えとメイクに大忙し。彼の好みに合わせるのに一苦労だ。だけど、お店に横づけしたクルマから降りてきた彼は、いつもよりおしゃれでとってもスマート。助手席のドアを開けてお迎えなんて、ちょっと嬉しくなっちゃった。

でも、そんなセレブな気分も舞台が始まるまで。クラシックバレエの雰囲気に乗れない上、ネイル描きで夜更かししたせいか、ついついウトウト…。ハッとして隣を見ると、なんと彼もグッスリ!?　気付かない振りをしたけど、第一幕が終わるとたまらず彼がささやいてくる。

「今日の演出、いまいちだね」

「退屈だし、そろそろ出る？」

腕を組んでホールを出たら、クルマでいつものダイニングへ。

「チケットがもったいないね」

「いいさ、どうせ貰いものだし」

なんだ、そういうこと!?　なんだか少し安心しちゃった。シブい彼も素敵だけれど、やぱり私は笑顔でプジョーを走らせる、彼の横顔が一番好きなんだ。

to be continued.

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